うつぶせ寝健康法の特徴



介護におけるうつぶせ寝の効果

 

 

うつぶせ寝は一般の健常者にも有効ですが、寝たきりのお年寄りにも大変効果的です。寝たきりによって引き起こされる各種症状の予防や改善には、1日数回の「うつぶせ寝」が、かなり役立ちます。

 

特に寝たきり状態で起こりやすい関節が固まる関節拘縮の予防、改善には効果的です。長期間の寝たきりが続くと、手足の関節が曲がったまま固まってしまって、動かしにくい状態になりますが、うつぶせ寝にすると筋肉の緊張が和らいで、関節の屈曲も自然にほぐれてくるのです。

 

又、首の屈曲を改善して嚥下障害の予防改善にもつながります。あおむけに寝ていると、どうしても首が後ろに曲がって喉の空間が狭くなってしまう傾向があり、唾液や食べ物が気管に入りやすい状態になりがちです。

 

更には細菌などが一緒に気管に入ると肺炎になる危険性もあるのですが、うつぶせ寝で首の屈曲を改善することで、飲み込みもスムーズにできるようになります。

 

肺機能の働きをよくして肺炎の予防改善にも役立ちます。あおむけで寝たきりになると、痰は背中側に溜まりやすくなって、溜まった部分の肺の働きが悪くなります。血流についても背中側に多く集まることになり、肺の機能が悪いと酸素化の働きも悪くなってしまいます。そこでうつぶせ寝にするわけですが、今まで背中側に溜まっていた痰も重力で出やすくなり、血流も痰が無いので酸素化の働きが改善するのです。